INTERVIEW

社員インタビュー

全体の流れを把握できる業務のやり方で、
社員の能力を高めてくれるところが魅力です。

勝野 真弓

建築部 港設計室 チーフエンジニア
一級建築士
2012年入社

—いま働いておられるおられるのは、港設計室というところですね。
そうです。弊社は宇都宮本社の他に東京事務所・仙台事務所・茨城事務所・盛岡営業所の4拠点があります。港設計室は東京事務所の設計部門になります。
昨年度までは宇都宮本社で働いていましたが、今年1月から異動で東京事務所所属となりました。入社してからずっと本社勤務だったので、初めての転勤です。新しい環境になり、新たな気持ちでがんばっています。
—小さい頃から建築に携わる仕事につきたいと考えていたのですか。

いえ、大学に進学した時には文系の経営学部だったのです。もともと<ものづくり>は好きでしたし、建物にも興味はありましたが、設計に携わるようになるとは思ってもみませんでした。けれども入学してしばらくたった頃、経営学部で学ぶ内容に何となく違和感を感じるようになりました。これが本当に自分のやりたいことなのか、自信が持てなくなったのです。たまたま、建築学部の友人にどんなことを勉強しているのか、教えてもらう機会がありました。その時に「これだ!」と確信しました。それで2年生になる時に建築学部に移籍したのです。

私が惹かれたのは、意匠設計でした。意匠は建物のイメージに強く関わるところが魅力的でした。建物は、その大小に関わらず風景の中で大きな役割を果たします。意匠の良し悪しが街の景観を大きく左右することも少なくありません。そういったことが、魅力でした。
就職活動でAIS総合設計株式会社を選んだのも、公共工事を多く手がけていることと、優れたデザインの事例が多かったことに惹かれたからでした。意匠設計をやるのであれば、より多くの人に使っていただける公共施設を手がけたいと考えていましたから。

—入社して5年です。さまざまな経験を積まれたと思います。
入社前に考えていたよりも、はるかに多くのことを学び、体験し、手がけることができました。入社前でも「建築設計にはいろいろな仕事がある」ということは分っていたのですが、実際に仕事をしてみると、驚くほど広がりがあると強く感じました。「デザイン」という仕事は、ほんの一部なのです。見積りや工事に不可欠な積算業務や、確認申請など届出・申請の書類作成等、大小様々な仕事の集積が「建築設計」なのだと分りました。
これは、弊社の業務スタイルのおかげでもあります。弊社では、社員一人ひとりが誰でも建築の全工程を理解し、仕事ができるように教育してくれています。設計だけではなく、それに関するすべての業務が、まんべんなく振り分けられるのです。そして業務内容を理解し、きちんと業務を行なうことができるよう、育ててくれるのです。
言葉にすると大変そうですし、実際に初めの頃はずいぶん悩んだり苦労したりしました。どうしてこんなことまでやるのか、疑問を感じたこともありました。けれども仕事に慣れて来るにつれて「全体が分ることの重要性」に気がつきました。細かいこと、付属的な仕事だと考えていたことでも、それが分っているのと分らないのとでは、設計の質がまるで違って来るのです。例えば申請の際には法律や法令などの知識が必要ですが、その知識の有無が設計の際にも有効であることに気がつきました。建築には建築基準法をはじめとしてさまざまな法の規制があります。それが身についているか、いちいち調べたり他の人に聞かなければ分らないかで、仕事の効率も質もまるで違って来ます。他社では設計は設計、積算は積算とそれぞれ専門化・細分化されているところもあると聞いていますが、私は弊社のように全体の流れを把握できる人材育成の良さを強く感じています。自分の成長をはっきりと感じられますし、仕事をこなせばこなすほど、新しい知識や技術を得ることができる喜びを感じられるからです。
分らないところも、まだたくさんあります。そういう場合はまず自分で調べ、考えて、工夫してみますが、それでも分らない場合には上司に相談しています。弊社の良いところは、上司や先輩がきちんと相談に乗ってくれる社風だということです。どの上司も、積極的にコミュニケーションをとってくださいましたし、相談に応じていただけました。頭ごなしに否定されたり叱られたことは、一度もありません。だからこそ、大学を出たばかりの私が、見よう見まねで少しずつ成長することができたのだと感じています。
現在手がけているのは、比較的小さな案件です。今回は1人で担当しているので、工程の総てをこなさなくてはなりません。それが何とかできるようになったのも、弊社の方針と社風のおかげだと思っています。
—これまでで強く印象に残っている仕事は何でしょうか。
那珂川町庁舎ですね。この時は数人のチームで仕事をしたのですが、あの規模の案件では初めてサブリーダーを務めました。もちろん分らないことも多かったのですが、リーダーがうまくサポートしてくれたこともあり、他スタッフや業者を動かしながら業務を進めて行くことができました。現場にもたびたび出かけました。これまでの仕事で、いちばん現場に出た案件だったと思います。残念ながら異動になり、完成まで関われなかったのが心残りですが、那珂川町庁舎に関わることができたのは、自分でも誇りであり、自信にもつながりました。と同時に、自分も早く一人前になって、重要な判断を自分で下すことができる人間になりたいと感じました。もっともっと勉強して、他から頼られる人材になり、会社に恩返しをしたいと思います。